スクラップブック

その時に興味のあることを書いてます。

お手頃価格で質の良いPC用電源3選

価格帯レンジは1~2万、出力は700W~を想定しています。

これは大体Core i7 6700K+GTX 1080 SLIの環境下でも耐えうる電源容量だからです。

 

大体の電源容量の目安はこちらから

outervision.com

 

Core i7 6700K+GTX1080 SLIにM.2SSDが1個、SSDが1個、HDDが3個、ODDが1個、120mmファン4つ、140mmファン4つ、240mmサイズの水冷クーラーを想定しています。USB回りとしては、ゲーミングキーボードとゲーミングマウスが1つずつ付いてるとします。

 

 

1.Enhance ATX-1570GB

shop.tsukumo.co.jp

 

ものすごく安くて不安?いいえそんなことはありません。多くのメーカーにOEM供給しているEnhanceというメーカーの物です。型落ちになってますが多分新型は大差無いです。1万円以下なら納得の出来るパフォーマンスです。

80plusのサイトから引くとEnhanceのEPS-1570というモデルだそうです。2009年の設計なため最新電源のようにセミファンレスなどは付いていませんが、個人的にセミファンレスには懐疑的な為ここで取り上げました。

 

2.Coolermaster V750 Semi-Modular

shop.tsukumo.co.jp

こちらも同じくEnhance製の電源です。

コンデンサpanasonic日本ケミコン製の105度対応の液体コンデンサを1次側・2次側に採用し、値段の割にはかなり堅実な作りになっています。

リップルノイズが下記の製品より若干出ていますが、+12Vの安定性は下記の製品に負けないくらい優秀です。セミモジュラーなため使わないケーブルが邪魔になるのが弱点なことを除いて、低価格かつ高出力な電源はこれが一番おすすめです。

 

3.Seasonic SSR-750RM

shop.tsukumo.co.jp

こちらはSeasonicという電源メーカーの物です。

SeasonicはEnhanceなどに比べてより高品質な電源になっており、リップルノイズが非常に低く、電源の応答性も大変すぐれており、個人的に購入する電源は全てこのメーカーかこのメーカーのOEMモデルを使っています。

このRMシリーズは1ランク上に値するKMシリーズの廉価版としてリリースされましたが、作りは上位モデルから引き継いでおり、液体コンデンサ日本ケミコンルビコン、日立製の105度品を使っており、耐久性に優れています。またメーカー保証が5年ととても長く、その間に故障しても新品交換してくれます。

 

まとめ

お金があればSeasonicの電源を使いましょう、もっと高信頼な電源はあることには有りますが大変価格が高く、オススメできません。またあまり安すぎる電源というのも心配です。PCの電源は死んだ時に回りのパーツごと死にかねないので、電源を選ぶ際はどこのOEMかを事前に調べてからのほうが良いかもしれません。

 

私個人としては

Seasonic、Delta、CWT、Flextronics…高信頼電源(Delta、CWTはハズレも有ります)

Enhance、FSP…最低限の電源(コスパに優れるが安定性は一枚劣る)

って感じで選んでます。

 

OEM元を知りたい時・中身の仕様を知りたいときは下記のサイトがオススメです。

RealHardTechX - PC Hardware Reviews & News - http://www.realhardtechx.com

ただ一部モデル(SeasonicのKM/XPシリーズなど)は日本向けに製造されていて、DC-DC回路の固体コンデンサがOS-CONなどになっている場合が有ります。なのであくまでも参考までということで。